変な生物が満載の、『へんないきもの』。
生物の進化というのは不思議なもので、生息地や環境により、異なる種でも同じような姿になったりするし、同じ種でも全く別の姿になりもします。サメとイルカ、ゾウとマナティー、とかね。
で、この本。棲む環境に適応した結果でしょうが、何でそんな変な姿なの、と思わずにはいられない生物が多数登場します。
例えば、帯に描かれているオオグチボヤ。顔面にしか見えないオオグチボヤは海に棲む生物で、プランクトンをパクッとして生きているそう。なるほど、パクッとしやすそうな姿です。これも1つの進化の結果なんですが、その姿はやはり奇妙。ダイビング中にこの顔面に遭遇したら…、と考えるとゾッとしますが、深海に棲んでいるそうで、出くわす心配はなさそうです。と言うか、そもそも詫び助、ダイビングしないんだった。したこともないし。
全ては生きるため。単純な理由で枝を広げていく生物は、やはり面白い。って言ったら失礼かな。
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