その3 : 塗料印刷
版を使用し、Tシャツにインクを転写する。
最終段階だ。
まずは上唇。
インクを乗せる部分に版をセットし、ヘラでインクを盛る。
スキージをスライドさせ、シルクスクリーンの版からこすようにTシャツに印刷する。
版をTシャツから取り外す。
インクの量が足りなかったのか、色むらが見られる。が、上唇の印刷が無事に完了した。
インクを乾かす為に、ここで一息入れた。
インクを変え、「MAGIC!」の文字の印刷に取りかかる。
ヘラでインクを準備する。
版を外す。
文字と唇が重なる箇所に抜きを施したが、正確に版をセットできず、少々ずれてしまった。
続けて「ROUGE」も印刷。
こちらはずれることなく印刷することができた。
色むらやずれがいたる所に見られるが、大きな事故も無く印刷が完了。
しばらくインクを乾かす。
インクの乾燥後は、仕上げのアイロンがけ。我が家にはアイロンが無いので、やかんで代用した。
この作業により、インクがTシャツに定着し、色が落ちなくなる。
完成した。
濃いピンク地に、緑色の「ROUGE MAGIC!」の文字、青色の唇。遠目に見ると、構想していてものとは寸分変わらない出来。
ひどくナンセンスで、とても変態的である。
印刷部分に注目してみると、色むらやずれが見てとれる。
使い古した感じに見えなくも無いが、いかんせん、Tシャツは新品。言い訳にしか聞こえない。技術力の向上を目指したい。
今回、初めてTシャツを自作した。
版を作るのは手間がかかり、印刷は神経を使う作業。それが分かっただけでも十分勉強になったと思う。他にも形にしたい図案があるので、この経験を活かす事ができればなによりだ。
決して人に誇れる代物ではないが、大切にしようと思う。
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■調達素材(金額は税込)
Tシャツくん専用水性インク
蛍光ブルー / ¥630
Tシャツくん専用水性インク
蛍光グリーン / ¥630
合計金額 : ¥15,898
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