半袖制作 ご当地ver. 前編

ご当地Tシャツを制作することにした。

ご当地とは、私にとってのご当地。すなわち、私が生まれ育った茨城県は常陸太田市だ。制作するご当地Tシャツは、友人らと徒党を組んで着るのでも、道の駅で観光客相手に商売するのでもなく、あくまで私の暇つぶしである。

ご当地Tシャツゆえ、常陸太田にゆかりのあるものを取り入れたい。色々と思考を巡らせてみたが、水戸黄門以外思い当たらなかった。

常陸太田ではなく、水戸ではないか。いや、水戸ですら怪しいのでは？そんな声が聞こえてきそうだが、常陸太田には水戸黄門が晩年を過ごしたと伝わる、西山荘というものが残っている。また、水戸徳川家の墓所もある。十分ではないか。

水戸黄門だけではパンチに欠ける。なので、現存する素晴らしい図案をモティーフにすることとした。マイケル・ジャクソンのTシャツだ。

このTシャツは、インターネット・サーフィンを楽しんでいた折、偶然発見したもの。一目惚れし、買ってしまおうかと思ったが、見つけた場所はアメリカの通販サイト。考え直し、やはりやめた。

キング・オブ・時代劇、ミーツ、キング・オブ・ポップ。時代もジャンルも人種も超えたコラボレーションを目指し、図案を作成。

This is it.
マイケル・ジャクソンのTシャツのデザインを踏襲し、水戸黄門の写真から書き起こした。その結果、友人にも、観光客にもウケが悪そうな図案となった。別に構わないのだが。

Michael JacksonとMito Komon。ロゴのスペルをなんとなく併せる為、Mitono Goroko（水戸のご老公）とした。イニシャルも、MJとMG。似ているではないか。

前回制作した「ROUGE MAGIC！」のTシャツは、面を基調とする図案。しかし今回の「ご当地ver.」は線。上手く形に出来るか不安はあるが、同じことをやってもつまらないし、新たなことに挑戦したいのだ。

結果はどうあれ、全力を尽くすのみ。制作次第、報告したい。