国立科学博物館で開催中の『チョコレート展』。
私事ですが、チョコレートの包装紙をちょこちょこ収集しております。なんとなく。チョコ本体にはあんまり興味は無いけど、とりあえず行ってみました。
展示会は、チョコレートの歴史と製法がメーン。期待してなかったけど意外と面白かったので、備忘録がてらにメモ。で、ブログで清書。
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チョコレートの原材料はカカオ。寒さと乾燥に敏感な常緑樹で、最低気温16度、年間降水量1000mmを有する低緯度地域でのみ生育可能。原産は中米北部とされる。
人類史に始めて登場するのは、紀元前2000年頃に誕生したマヤ文明。王や貴族のための贅沢品で、すりつぶして飲んでいた模様。宗教儀式にも使用。
1400年頃に興ったアステカ文明でも、王侯貴族が愛飲。とても高価であった為、お金の代わりに使われていた。年貢もカカオで納めていた地域もあり。
1521年、スペインがアステカを支配する。カカオは金などの戦利品と共にスペインへ。そして、ヨーロッパ各地へと伝わっていく。
ヨーロッパでも、チョコレートは飲みものとして伝播。やっぱり高価で、専ら富裕層が消費。しかし時代が下ると庶民の手にも届くようになる。
1848年に現在のような固形チョコレートが発売。製法が見直されコストダウンに成功し、産業革命により大量生産が可能に。そして、チョコは世界中へいきわたる。
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以上がチョコレートの歴史。ちなみに、チョコが日本に伝わったのは江戸時代末期。1918年には森永製菓のチョコ工場が稼動したけど、普及したのは戦後。
今でこそ安価なチョコレートですが、長い間、特権階級にのみ許された高級品だったみたいです。ゴージャスな意匠の包み紙が多いのはその名残?妄想だけど。
なお、嬉しいことに包み紙の展示もちょこっとだけありましたよ。写真がソレ。なんか良い、でしょ?
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