なんとなく詫びスタイル

妄想シャーマンタンク

久しぶりに本を読んだ。ゲッツ板谷著、『妄想シャーマンタンク』です。
以前読んだ氏の著書、BESTっス！、に収録されているものもありましたが、やはり何度読んでも面白い。自分の子供が殺されたらどうする？という考えさせられるシリアスなものから、今度はこんな旅行をする！といった妄想ワールド全開の笑えるお話まで、氏の幅広さには驚かされます。凄いっス！
見た目は極道、中身は女子高生。ゲッツ板谷氏、さすがっス！

The Bookjojo's bizarre adventure 4th another day

鬼才、荒木飛呂彦氏が描くマンガ、ジョジョの奇妙な冒険を、小説家、乙一氏がノベライズ！その名も、『The Book jojo's bizarre adventure 4th another day』だッ！！
描かれているのは第4部、ダイヤモンドは砕けない、のアナザーストーリー。年末の休暇に読もうと思い、まだ手をつけてないので内容は分かりませんが、第4部好きの詫び助、期待で鼻血がでそうです。
ちなみに第4部とは、日本のどこかの地方都市、杜王町を舞台に、主人公の東方丈助や康一くん、億泰など、スタンド使いの日常をつづったもの。怪物の父ちゃんに髪の毛伸びる姉ちゃん、鉄塔に住む男、宇宙人と、バラエティに富んだキャラクターが多数登場します。面白いよ。
装丁も相当豪華だし、何よりジョジョっぽい。休みが待ちどおしいぃ～！待ちどおしいよぉぉお～！！

DISC GUIDE SERIES RoCKaBiLLY

『DISC GUIDE SERIES RoCKaBiLLY』。
1950年代のアメリカで生まれ、エルヴィス・プレスリーの活躍で人気を博したロカビリー。その後ロカビリーはPUNKと融合してネオ・ロカビリーに進し、更にはサイコビリーにまで変化。誕生から50年経った今でも、形を変えて愛され続けるロカビリーの名盤を500枚以上掲載したオイシイ本です。もちろんネオロカやサイコも含めての数ね。
次はコレ聞いてみよっかな～、と、載ってるCDをチラホラ買ったり借りたりしてますが、きりがありません。なにしろ500枚だからね。

BESTっス！

『BESTっス！』を読んだ。それこそ一気読みした。
見た目は極道、中身は女子高生。それがこの本の著者、ゲッツ板谷氏。親族や友人をはじめ、氏を取り囲むに人々がおりなす乱恥気パーティー状態の日常をつづったエッセイ本なのですが、これがまた面白い。まぁ、氏曰く、当人からすればたまったもんじゃない、とのこと。そりゃそうですよね、ってくらい奇想天外です。
ちなみに、氏の本を電車で読むのは危険です。過去、これとは別の本ですが、笑いをこらえきれずニヤニヤしてしまい、ニヤニヤは怪しいから笑っちゃえ！という考えに達し爆笑したことがあります。今思えば鳥肌モノだ…。

田宮模型の仕事

『田宮模型の仕事』を読みました。
木製模型から出発したタミヤ。社屋の消失や外国産の質の高いプラモデルの登場など、様々な困難を乗り越え、今では日本が世界に誇る一流会社です。そんなタミヤを引っ張ってきたのが、この本の著者である2代目タミヤ社長、田宮俊作氏。食事を忘れるほど取材に没頭したり、模型を楽しく、手軽に作れるように説明書を改良したりと、模型製作にかける想いはハンパなものではありません。自身が模型好きということもあったのでしょうが、氏の努力と情熱には心揺さぶられます。
奮い立つ！この言葉がぴったりの本です。

チルドレン

久しぶりに読んだ本は、伊坂幸太郎の『チルドレン』。
この本は、5つの物語からなる連作短編集。おしゃべりで身勝手、傍からみると適当そのものな少年検査官、陣内のまわりに起きた出来事を、友人や部下の視点で描かれた物語です。

バンク
陣内が大学生の時分、銀行強盗に偶然遭遇するお話。語り手は陣内の友人である鴨居。人質なのに犯人にいちゃもんつけたり、歌いだしたりと、素っ頓狂な陣内の言動はさることながら、同じく偶然居合わせた盲目の青年、永瀬と共に犯人の正体を追求していくサスペンス（？）的な面白さがあるお話です。

チルドレン
少年検査官の武藤が、上司である陣内のいかげんな助言に惑わされ、時に助けられつつ、万引き少年の検査を進めていくお話。少年とその父親の不可思議な関係、そして終盤からの怒涛の展開が、読み出したら止まらない面白さです。

レトリーバー
バンクに登場した盲目の青年、永瀬の恋人、優子の視点で語られる物語。ビデオレンタル店の店員に恋の告白をした陣内ですが、あえなく撃沈。居合わせた、というか告白に付き合わされた優子と永瀬に「時間が止まった」と語る陣内は、失恋のショックで気が狂ったのか、はたまた…？

チルドレンⅡ
チルドレンから一年後の物語。語り手は同じく武藤ですが、彼は少年事件から家事事件担当へと変わっています。武藤が担当するとある夫婦の離婚調停と、陣内が検査中の少年が見事に繋がり、“ばかばかしくも格好よい”ラストが待っているお話です。

イン
デパートの屋上にあるプチ遊園地でバイト中の陣内は、嫌悪する父親に偶然遭遇。陣内は父親と決着を付ける為、ある行動にでるのです。この物語は、盲目の青年、永瀬の視点で語られます。と言っても彼は目が見えないので、耳で聞き、肌で感じたことで物事を把握していくのですが、まぁ、そのへんがこの物語の面白いところですね。

ボキャブラリー溢れる語り口、異なる視点から人物を描いていく手法、張り巡らされた附箋など、この作品でも伊坂テイストは全開。陣内という魅力的なキャラクターの存在も相成って、ページを捲る手が止まらないほど面白い物語でよ。たしかに、活字離れの人には効きそうだね。

DOLL

アンダーグラウンド・ミュージックの情報誌といったらコレ、『DOLL』。
インターネットがまだ身近でなかった10年前、田舎の高校生だった詫び助にとって、パンク、メロコア、ハードコアの情報源はこの雑誌だけでした。久しぶりに買って読んでみると、雑誌の構成が昔とほとんど同じで、なんだか懐かしくなりました。

NHK 世界遺産100 6-10巻

昨年、『NHK 世界遺産100』の1～5巻を揃え一安心。…でしたが、書店でふと気がつくと、6～10巻まで売られているじゃありませんか！思わず大人買いしてしまいましたよ。
DVDで世界遺産の素晴らしい世界に浸り、本の解説を読んで世界遺産をさらに知る。というのがこの『NHK 世界遺産100』の正しい使い方。たしかに、1話5分という短さでは世界遺産の全てを理解することはできませんが、興味を持つのには十分な時間です。あ、良いこと言っちゃった。
綺麗な映像と江守徹氏のナレーションは、時に美しき世界遺産の世界に、時に眠りの世界に誘ってくれます。というか、見ていると必ず寝ちゃいます。

MEN'S ADVENTURE

惚れました、『MEN'S ADVENTURE』にね。
アメリカのパルプ雑誌の表紙イラストを集めたこの本。タイトルどおり、ライオンと戦ったり白熊と格闘したりと、様々な危機に立ち向かう男達のイラストが満載です。サルに襲われたり、ネズミに群がられたり、エビに囲まれたり、カメに襲撃されたり…。

名軍師の戦略がよくわかる本

ズバリ、『名軍師の戦略がよくわかる本』。
戦国時代、天下を狙う戦国大名のブレインとして知略の限りを尽くした、名軍師たちのエピソードを紹介した本です。現在の大河ドラマ、風林火山の主人公、山本勘助や、やっぱり去年の大河ドラマ、功名が辻で登場した竹中半兵衛、黒田官兵衛のお話はもちろん、張儀や諸葛亮など、中国三国時代の偉人まで登場します。
詫び助が注目したのが、上杉謙信の養子、上杉景勝の重臣である直江兼続のお話。秩序ある藩政を確立する為に領民を成敗した、というものですが、いやぁ、考えさせられるものがあります。
ためになりますね、先人たちの物語は。