いわゆる一つの古典映画、『オズの魔法使い』。
叔父と叔母が営む、アメリカはカンザスの農場で暮らすドロシーは、ある日、家ごと竜巻に巻き込まれてしまいます。で、気付くとそこはオズの国。ドロシーはカンザスに帰る為、黄色いレンガの道をたどってオズの魔法使いが住むエメラルドシティを目指します。良い魔女の助言を聞き、悪い魔女の意地悪をかわしながら。
ミュージカル映画ですから、歌とダンスが満載。ドロシーが歌う“虹の彼方に”は情緒溢れる名曲ですし、オズの国の小人、マンチキンたちの“鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ”は韻が効いていて楽しい歌。オモロイですよ。
ドロシーの心情を表しているのか、現実世界はモノクロで、オズの国はフルカラー。そんな演出がニクイこの映画が制作されたのは、1939年。なんと70年も前。けど、実はこの演出は後に施されたもので、公開当時は全編モノクロだったそう。まぁ、それを抜きにしても十分楽しめる映画なんですけど。
な~んて色々言いましたが、一番の見どころは、脳みその無いカカシ、心の無いブリキのきこり、勇気の無いライオンの特殊メイク。これに尽きます。
最近のコメント