名前は少年、でもって悪魔な『HELLBOY』。
アメコミです。日本語版です。人間に育てられた悪魔、HELLBOYが、怪物どもとドンパチするお話です。
ボーイと言えども立派な大人。いや、立派な悪魔。だもんで、HELLBOYは従来の頭脳明晰イケメンヒーロー像とはほど遠い存在。アンチヒーローってことで、闇の仕置人、バットマンに通じるところがありますね。
購入動機は、単に絵が素敵だったから。陰影が強調された絵は、影のある登場人物やオカルティックな物語にピッタリ。何より、上手です。
アート(作画)はジョン・バーンという方。覚書によれば、アーティストとしてもライターとしても多才な方なのだそう。HELLBOYが世に出た際、日本の漫画家も影響を受け、陰影が強い漫画が多く出回った、とは上司の弁。わたくし詫び助、薄学の程が身に染みる思いでございます。
ちなみに、ストーリー(原作)はマイク・ミニョーラという別の方が担当。アメコミでは、アートとストーリーを別の人間が行うのが多いみたいです。出版社が作品の著作権を持っているアメコミ業界ならではなのでしょうか。
アートとストーリーをそれぞれ異なる人間が担当する漫画か…。日本だと、武論尊と原哲夫の北斗の拳が思い浮かびます。ん、隆慶一郎と原哲夫の花の慶次もあったか。どちらにせよ、原哲夫である。
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