『とどめの一撃』は、やるせない。
それもこれも、ユルスナールの仕業。マルグリット・ユルスナールはフランスの女流作家で、世界的にも評価の高い文学界の巨匠。さっき、ウィキペディアで調べました。
この本は、文学好きの会社の先輩にご紹介いただいたもの。ジャケットがかもし出すとおり、すこぶる難解。一文理解するのに、何回も読み直したことは言うまでもありません。
物語は、作者が伝え聞いた実話がモティーフ。第一次大戦直後、反ボルシェヴィキ闘争の真っ只中のラトヴィアが舞台です。ウ~ム、時代背景からしてムズイ…
でも要は、男と女の愛憎劇。青年将校エリックさんと、幼馴染のソフィーさんが、くっついたり、くつかなかったりというのがお話のメーン。最終的には、とんでもない結末が待ってます。
教訓、人間、素直がいちばん。やるせないぜ。
最近のコメント