『ドグラ・マグラ』。
「ぐりとぐら」みたいなタイトルだけど、まったくの別モノ。表紙からして別モノ。昭和10年に出版された、夢野久作さんの小説です。
記憶喪失の主人公が、過去を思い出すべく右往左往。記憶を探っていくのが本筋ですが、怪奇要素あり、伝記モノありの、てんこ盛りな内容。あ、エロは無しね。
謎が謎を呼ぶ、謎だらけのお話です。主人公はいったい何者なのか?という最大の謎は、結局、謎のまま。もう、なにがなんだか分かりません。
この本のウリ文句は、「読むと気が狂う」らしいです。わたくし詫び助、今のところ正常です。たぶん。
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