永江朗氏の著書、『ベストセラーだけが本である』。 1990年代・2000年代のベストセラーの検証と、本を取り巻く出版業界の現在が書かれたこの本。タイトルの字数や本文の漢字含有率、ジャケットから考査するベストセラーの検証は正直説得力にかけるものがあります。しかし、書籍を出版社が定めた定価で販売しなければならない再販制度、書店の意志とは関係なく問屋から送られる書籍の配本と流通など、出版業界の現在についての記述はとても興味深いもでした。 詫び助、ちょびっと賢くなったかも。
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