『手縫いで作る 男の革小物』を買ってみた。
男の、ってとこがミソね。本当は「革で作るステーショナリー」的な本が欲しかったけど、見栄を張ってみました。男の、ってとこで。
ありがたいのが工具の紹介。まず、使い方が分からないし、そもそも名前も知らない。財布などの制作方法と共に、必要な工具の紹介や使い方がきちっと記されているので、とても勉強になります。
ステーショナリーを作りたいと思って始めたレザークラフトですが、この本を読んで感化。男の、って方向に変化。さて、何を作ろうかな。
『Web標準XHTML+CSSデザイン』。
文章や画像など、内容を記述するHTMLと、文字サイズや背景色といった、デザインを司るCSS。この2つが揃って、ようやく1つのウェブページ。言うなれば、HTMLとCSSは親友であり、カップルであり、夫婦のような関係。
この本は、HTMLとCSSを用いてウェブページを構築するうえで、製作者が覚えておくべき100の事柄を紹介した本です。ちょっと勉強したいなぁと思って購入してみましたが、読んでみると、知らない単語だらけで偏頭痛が発生。わたくし詫び助、薄学にも程があります。
ブログを更新するより、ブログの構築に楽しさを感じる今日この頃。横文字はなかなか頭に入らないけど、気長に学んでいきたいと思います。
『楽しい世界の国旗本』。
コンビニで見かけて思わず購入。世界各国の国旗を、部屋にいながら見渡すことができる素敵な本です。デザインやカラーリングが違うのは当然ですが、1:1、1:2、2:3、189:335など、サイズ比も様々だとは知りませんでした。
国旗の由来や、その国に関する豆知識なんて記事もあり、読み応えは十分。なかでも楽しいのが、国名の漢字表記。亜米利加や露西亜といったお馴染みの当て字から、伯剌西爾、丁抹など、読むのに困ってしまうもの、象牙海岸、救世主国に至っては、は?、です
漢字表記、誰が考えてんだろ。
亜米利加 / アメリカ
露西亜 / ロシア
伯剌西爾 / ブラジル
丁抹 / デンマーク
象牙海岸 / コートジボアール
救世主国 / エルサルバドル
『使ってもらえる広告』。
大手広告代理店、博報堂に勤める須田和博さんの本。テレビが廃れ、Webが台頭するこのご時世の、広告のあり方とは?、ってのがその内容。難しそうと斜に構えて読むものでもなく、気楽に楽しめる一冊です。
広告業界に長く身を置き、広告の遍歴や現状を知っている須田さんが提案するのが、使ってもらえる広告。いくら情熱を注ぎ込んで広告を作っても、もはや見てもらえないこの時代。だったら、広告は便利で実用的なものにならなくては!と考えているそうです。
で、例に挙げているのがUNIQLOCK。ユニクロが配信している、ブログ用の時計です。
広告として機能し、商品の販促につながるのか。道具として利用され、時計として役立っているのか。そもそも、UNIQLOCKの存在を、どれだけの人が知っているのか。正直言って疑問ですが、ブログに貼りたいと思わせるカッチョイイものであり、現に、貼ってしまいました。
これから先、広告はどう進化していくんでしょう。楽しみです。
色とりどりな、『彩り手ぬぐい』。
生活用品であり、色鮮やかなキャンバス。日本の伝統が根付く、世界に誇る工業製品。単なる紹介だけにとどまらず、歴史的背景、使用方法までと、手ぬぐいの粋が記されたこの本を読むと、そう、豪語したくなります。
面白かった記事が、手ぬぐいの製造方法。注染と型友禅という2種類の技法を、染める文様によって使い分けるそう。ハイテク化が進んだ現在では、インクジェットプリンタなんかも使うんだとか。
京都の老舗手ぬぐいメーカー、永楽屋の監修ということで、掲載された手ぬぐいは全て、永楽屋メイド。現行品も素敵ですが、個人的には昭和初期の復刻品が好み。大胆構図のモダーンなデザインは、見ているだけで楽しくなります。
1枚1,300円からと、少々お高い永楽屋の手ぬぐい。欲しい。けど、もったいなくて使えなそう。
『もっと知りたい 歌川国芳 生涯と作品』。
江戸時代末期の浮世絵師、歌川国芳。彼の生い立ちから苦労時代、絵師としての絶頂期、円熟した晩年までと、時系列順に彼の作品を見ることができる一冊です。
例えば、「通俗水滸伝豪傑百八人乃一個 九紋龍史進 跳澗虎陳達」。当時流行していた中国の読物、水滸伝に登場する人物をモティーフにした一枚。単色の筋彫りが一般的だった彫り物文化に、色鮮やかな錦彫りという革命をもたらしました。
例えば、「猫の当て字 うなぎ」。たくさんの猫たちが集い、うなぎの文字を形どった一枚。猫と駄洒落が何よりも好きな彼が、嵌め絵と呼ばれる浮世絵のジャンルを確固たるものにしました。
そして、「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」。三枚綴りの浮世絵を、大パノラマに見立てたもの。魚の鱗の細かさと、波の立体感が秀逸で、仙台市博物館で、偶然、実物と出会い、思わずうなってしましました。
江戸のアヴァンギャルド、歌川国芳。描画力という、確かな下地があったからこそ、直球勝負の豪快な絵も、変化球に富んだ遊び心溢れる絵も描けたのではないでしょうか。多くの弟子を抱えたベランメェだったというから、なおさら魅力的です。
通俗水滸伝豪傑百八人乃一個 九紋龍史進 跳澗虎陳達
http://www.edoshobosaisuikai.jp/tks001/suikoden_04.html
猫の当て字 うなぎ
http://www.nihombashi.co.jp/menu/heya/gallery/hyosi_sp/95_4.html
讃岐院眷属をして為朝をすくふ図
http://ezoshi.com/kuniyoshi/gallery.html
プロとしてお恥ずかしい限りですが、『プロとして恥ずかしくないWEBデザインの大原則』。
そもそも、自分で自分をプロと呼ぶのも歯がゆいけど、いちおう、プロ。しかし、この上なく中途半端。いい加減、どげんかせんといかんと思い、購入した次第です。
この本は、サーバーの構築から、サイトの設計、運用に至るまでが記された、たいへんためになる本。なかでも特に面白いのが、サイトのタイプに添ったケーススタディ。万人を対象とした通販サイトや、お堅いイメージの公共機関サイトなど、いろんなサイトの事例が紹介されているので、見て楽しみ、読んで納得できます。
見栄えだけを考えてサイトを制作するのは、まだ、気が楽。しかし、集客も、と言ったら話は別。両立なんて手に負えません。学ぶことはべきことは、まだまだた~んとありそうです。
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